リファくんからのお手紙、続編。
- white-swiss-sepherd
- 2018年12月21日
- 読了時間: 6分
先日、ブログをUP「今更に思う事。」致しましたら、リファくんからお手紙が届きました。
転載の了承は頂きましたので、宜しかったらどうぞご覧ください。
以下👇より。
こんにちはー。
橋本さんがブログに、仔犬が飼い主を選ぶということを書かれていたので、そういやリファともそんなことがあったなあと、思い出してみました。
あれはちょうど4年前の今頃、世の中はクリスマスモード全開の頃でした。

ふと私の心の中に浮かんだ気持ち。
「犬と暮らそう。」

2010年の11月に前の子を亡くしてから、私の中から「犬」という言葉が失われました。
もちろん仕事柄、毎日ワンコとは接しておりましたし、結構ワンコには人気があるので、私が撫でるまでは帰らない子もいたりして、楽しい触れ合いもありました。
でも心は空虚な感じで、自分が犬と再び暮らすなんて微塵も考えませんでした。
前の子がいた時は、犬がいない生活なんて考えられなかったので、この子がいなくなってもすぐに次の子を迎えるんやろなあと思っていました。
ところが...。
前の子は闘病生活が長く、最後は寝たきりになってしまいました。
当時の私はいわゆる西洋治療しか知らず、それはもうどっぷりと検査、治療、薬漬けにしてしまいました。
でもあの子は本当に我慢する子で、きっと嫌だっただろうに、黙って私のエゴに付き合ってくれました。
最期も安らかに...とはいかず、本当に辛い最後でした。
懺悔の気持ちなのか、治療・看病に燃え尽きたのか、自分でも分かりませんが、その日以来、私の心から「犬」は全く消えてしまいました。
しかし、4年を過ぎたある日、事態は変わります。
急に犬を迎えようという気持ちになったんです。
何かきっかけがあったわけでもありません。
本当に突然、「降りてきた」んです。

どんな子にしようか。
絶対大型犬!これははずせません。

私の好みは立ち耳、マズルはシュッと長く、毛は少し長め。
保護犬の里親になることも考えましたが、大型犬というのはなかなかいません。
それでブリーダーさんから迎えることにしました。
犬種は...前の子が白くてロングコートだったので(mixです)、白いと色々面影が重なってしまうかも...ということで、真逆の黒にしてみようと。
そうなるともうあの犬種しかいません。
憧れてたんです、ベルジアングローネンダール。

ベルギーシェパードの一犬種ですね。
ところが、なかなか仔犬はおらず、知人にいいブリーダーさんを紹介して頂いたんですが、近いうちに交配の予定はないとのこと。
さてどうしようか...。
でも実はもうその時、私は自分の気持ちに気付いていました。
「やっぱり白がいいなあ」
そう、私は白い犬が好きなんです、結局のところ(笑)。
そこでもう開き直り、白犬を迎えることに決め、さて犬種は...白くて私の好みに当てはまるのは...ホワイトシェパードかサモエド!

でもサモエドは私的にはちょっと丸いんですよねえ、やはりシャープさは欲しい。
となると、もう決定ですね。
ホワイトシェパードは、以前ドイツで実際に何頭か見たことがあり、憧れの犬種でもありましたから、もう即決でしたね。
お次はブリーダーさん探しです。
もう作業がどんどん進んでいきます。
自分でも不思議なくらい、早く探さなくちゃという気持ちになってましたね。
ネットで検索すると、まあたくさんのサイトが見つかりました。
数ある中で、なんとなく惹かれたサイトをクリック!
するとちょうどいい月齢の仔犬が産まれてるじゃあありませんか!!
しかも希望の男の子!
でも遠いとこなんやろうなあ...と半ば諦めモードで犬舎の住所を見てみると...「西多摩郡****」と。
ん?なんか馴染みのある住所やなあ....えっ、えっ、むっちゃ近いやーんっ!!
そう、橋本家でありました。
遠方だと、なかなか休みが取れない私には仔犬を見に行くことすら難しいですからね、車で10分はこれ以上ない好条件でした。
いそいそと橋本さんにメールを書く私。
ただ、ブリーダーさんってちょっと相容れない考えの方もいらっしゃるので、

そこはどうかなあと心配してましたが、何ら問題なく(笑)あれよあれよという間に仔犬を見せて頂けることに。
そしていよいよリファとの初対面を果たすことになりました。
見学当日、橋本家に到着すると、ミハエルとミルキーが外に繋がれてました。
ミハエルの大きさに大興奮(もちろん喜びの興奮ですよ)!

後ずさりするどころか、気持ちはぐいぐいと前のめりに(あ、でもミハエルはちょっと怖がってましたんで、そこはソフトなご挨拶にしときました(笑))。
ミルキーには大歓迎の体くねくね攻撃を受け、「お母さん、頑張ったね」と、こちらも撫で撫で。

そしていざ、仔犬部屋に入ると....わしゃわしゃわしゃーっと5つの白い毛玉が飛んできました。
ああ、感動.....。

その毛糸玉たちはしばらく私に群がった後、またあちこちに散らばりはじめ、寄ってきたり去って行ったりを繰り返してました。

ところが...1頭の子が私の足にまとわりついて離れません。
じゃれてるというよりは、必死にしがみついてる感じです。
他の子と遊んでおいでと引き離しても、すぐに絡みついてきます。
その後仔犬たちの興奮も収まり、静かに眺めていたところ、さっきの足にまとわりついていた子がやたら私を見てることに気付きました。
パイプ椅子の脚を齧りながらも、チラチラこちらをうかがっています。
眠くなって転がっても、視線は私に向けられてるんです。
そりゃあ私も気になりますよね(笑)。
そんな中、決定的なことが!
再びわちゃわちゃと遊び出した仔犬たちをかがんで見ていたら、その子がトコトコと私の前に来て座り、じ~っと見つめるんです(証拠写真添付)。

その頃には私の気持ちも決まっていました。
なので、「うちの子になる?」と聞いてみたら...。
その子は、「ハウア~ッ!」って鳴いたんです!

はい、決定ー!!
ただ、その時一番最初に決められることになっていたソルくん家が、ソルくんとリファで迷われてるとのことで、まだどうなるか分からない状況でした。
でも私は確信してました。
根拠はありませんでしたが、リファは絶対うちに来る、と。
今から思うと、急に犬と暮らそうという気持ちになったのも、リファが呼んでいたのかもしれませんね。
グローネンダールが見つからなかったこと、リファが産まれた時期、男の子だったこと、私がアンジュリアのサイトを選んだこと、橋本家と我が家の近さ、ソルくん家がソルくんを選ばれたこと、橋本さんと気が合ったこと(笑)、本当に偶然が重なってのことですが、私は「偶然は必然」と思ってるんで、リファはやはり神様から我が家に遣わされた子なんでしょうね。
だから初めて会った時、「ぼくだよ、ぼく。間違えたら神様に怒られるから」って、リファは私に猛アピールしてたのかも(笑)。
やはりDOG=GODですよ。
リファといると、私に欠けている大切なことを、神様がリファを通して伝え、教えてくれている...そう感じることが本当に多いです。
だからこそ、私もよりリファを大切にしてやらなければなりませんね。

後ろの壁の穴は見ないで無視してください…。リファくんの写真(3枚)以外は私が勝手に挿入したものです。あしからず。
お手紙有難う御座いました(*´ω`)
メリークリスマス♪
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